蓮と生きる

蓮を育てることを楽しんでいます

2つの毎葉蓮

少し前に気になる記載を見つけました

中々興味深い内容でしたので記録として整理しました

www.sakuyakonohana.jp

大阪の咲くやこの花館の花蓮・睡蓮展の案内ページ(2024年)です

このページ内の花蓮・睡蓮の見分け方と配置図.pdfを見ているとある表記が目に留まりました

赤線部分

6.マイヨウレン(関東型)と20.マイヨウレン(関西型)とあります

毎葉蓮は東西で異なる品種なのか、という疑問が生まれました

 

結論からですが、マイヨウレン(関東型)については分かりません

マイヨウレン(関西型)についてはこれだろうという事が分かりました

それはこの書籍にありました

内田又夫選集 巨椋池の蓮(西田書店)

この本の66ページによると、戦前より華台寺にて栽培されていた紅白二種の蓮のうちの赤の蓮を分けてもらい、当初は「華台寺紅蓮」と命名

その後、花蓮研究家の古幡光男氏の指摘により毎葉蓮と改める

との事でした

京都花蓮研究会発刊の京都フラワーセンターのハスの40ページにも記載があります

どうやら関西型と言われる毎葉蓮はこの華台寺の紅蓮が元になったもののようです

おそらく、現在流通している毎葉蓮はこの毎葉蓮だと思われます

 

では疑問になるのが関東型と言われる毎葉蓮

こちらは情報が無く、よく分からず結局謎です

そもそもこうして東西で区分しているというのは初めて見たので、一般的に知られていない話なのではないでしょうか

手元の資料ではこれ以上情報が得られなかったので人海戦術で情報を収集したいと思います

 

尚、おおよその情報として記載しましたがきちんとした経緯や由来など、気になった・実際に確かめたいという蓮好きの方は上記書籍をお求めご確認下さい

京都フラワーセンターのハスは京都花蓮研究会への問い合わせにより現在でも入手可能です

 

何か分かり次第、この記事は追記編集します

 

 

久しぶりの更新です

このブログも気がつけば最後の更新から一年以上経過していました

今年は気候の変化が激しく、いろいろと大変でした

春先の生育不良、肥料の選考ミスにはじまり夏にはハスモンヨトウ、ヨトウムシの大量発生と食害にやられ・・・

本当に悪いことが多かった気がします

今後の課題として特に最優先となったのは間違いなくハスモンヨトウ対策です

蓮を育成するにあたり、専門でかつ有効な防除薬がないからです

一応、蓮専用でない物や100%有効ではないというものであればあるのですが、この辺りを何とかしないといけないと感じています

 

さて、現在ホームページのコンテンツが閲覧できなくなっています

これはホームページを開設しているサーバーの移管を行っているからです

XFreeという無料のサーバーで解説していたのですが、こちらが新しいサービスに移行、今後サービスを停止するという事で、後継サーバーのシン・フリーサーバーに移管する作業を行っています

ちょっと新しいサービスということで手間取っていますが準備ができ次第、コンテンツを公開していこうと思います

とりあえず、古いURLから新しいURLへ転送設定はできたのと、形だけのトップページだけ公開しました

アクセスカウンターの挙動がおかしいのですが、何が悪いのか分からないので最悪設置を諦めます

現在仮バージョンとしています

冬は蓮の事もあまりないのでその間にさっさと済ませたいです

 

近江妙蓮

近江妙蓮について、ホームページの蓮の品種紹介では省略した詳細です

※いろいろな方面から調べた記述を纏めたものです

 

近江妙蓮は歴史が古く、室町時代には室町幕府3代将軍足利義満に献上されたという記録が残っています

元々は中国から日本にやってきた品種であるとされていますがいつ日本に伝わったのかは明確ではないとされています

滋賀県守山市の田中家の大日池で代々受け継がれてきた品種で昭和40年には滋賀県の天然記念物に、昭和50年には守山市の花に制定されています

 

歴史の古い品種ではあるものの、明治29年を最後に開花がしなくなるという事態が起こり、昭和31年、大賀一郎博士に近江妙蓮復活の依頼が出されました

その際に古い文献などから過去に大日池から分根された記録が見つかり、移植先である石川県金沢市(金沢持明院)に現存する加賀妙蓮を昭和35年に再度大日池に移植し、昭和38年に復活を遂げるに至りました

(大日池では昭和58年に再度咲かなくなり再度移植が行われているとの事)

 

「加賀妙蓮」の他に「武蔵野妙蓮」というものがありますがどちらも近江妙蓮が分根されたものであるそうです

ネール蓮

ネール蓮のホームページの蓮の品種紹介では省略した詳細です

※いろいろな方面から調べた記述を纏めたものです

 

昭和36年(1961年)、当時のインド首相「ジャワハルラール・ネルー」により日本の仏教各宗派代表30名がインドに招待される

この際、インドと日本の親善の証としてネール首相より両手一杯程の蓮の実が贈られる

この蓮の実はネール首相の計らいで釈迦生誕の地、現在のネパールのルンビニーに生育している蓮から採取された

後にこの蓮の実は関係者に分配されている

 

昭和38年(1963年)、大賀一郎博士に託された種子が発芽

昭和39年(1964年)、初めて開花し、ネール首相にちなみ「ネール蓮」と命名される

 

大まかな経過は省いていますが以上がネール蓮の由来と言われています

 

 

 

9/18までに残った蓮

我が家の蓮はほとんど花を終えましたがまだ花芽が出ている品種があります

生蓮寺蓮と生蓮寺さんの種から育てている蓮の2つです

今日の地点で生蓮寺蓮があと2つ、実生があと1つあります

昨年は最終開花が9月22日でしたが今年はこのままいくと記録を更新できそうです

(昨年の最終花は生蓮寺華蓮)

生蓮寺蓮は遅咲きとして実生の方がどうなのかというのが要観察中です

今朝咲いた生蓮寺実生の蓮

良い感じの花です

生蓮寺蓮と桃姫

ご存知の方には説明不要ですが生蓮寺さんで生まれた蓮は3つあります

「生蓮寺蓮」「生蓮寺華蓮」「桃姫」の3種類です

生蓮寺蓮

生蓮寺華蓮

桃姫

「生蓮寺蓮」と「桃姫」は生蓮寺さんの遅咲き白一重品種の「生蓮寺白彼岸」という品種の特性を、「生蓮寺華蓮」は「マムカラ」という品種の特性を受け継いでいるため、花期が長いという品種になります(この辺の詳しい説明は「五感で楽しむ蓮図鑑」に載っています)

生蓮寺華蓮は昨年お迎えさせて頂いていたのですが今年は桃姫と生蓮寺蓮をお迎えさせて頂きました

この2品種を育てていて感じたことをまとめてみたいと思います

 

まず生蓮寺蓮ですが、生育速度が普通の蓮より若干遅く感じました

それと日照時間が足りないと生育が悪くなるようで、一度置き場所を変えることがありました

最初配置していた場所では午後からあまり陽射しが当たらないようでしたので、日没まで日が当たる場所に移動したところとても調子よくなりました

 

桃姫ですが、こちらは生蓮寺蓮より春先の芽吹きが遅い感じです

ただし、暖かくなって成長が始まるとあっという間に葉を出してくれました

勢いでは生蓮寺蓮より旺盛で、普通の蓮くらいです

日照の方は生蓮寺蓮ほどデリケートではないようです

 

2種の草丈は生蓮寺蓮<桃姫といったところでしょうか?

3種比較ですと生蓮寺華蓮が一番大きくなりますね

桃姫は名前から小型と思ってしまいますが結構大きくなります

 

それと、育てる容器ですが生蓮寺華蓮はプラスチック容器でも問題ないようですが桃姫、生蓮寺蓮は陶器の保温性がある鉢の方が良いかもしれません

理由に関しても前述の書籍を読めばわかると思います

あと、今年桃姫を頂いた時の事ですが蓮根が壊滅状態だったという点です

(経緯は端折りますが桃姫の無事な蓮根を探す事態となっていました)

今年は大寒波だったわけですが、どうやらある程度寒さに耐性があるとはいえダメージが大きかったようです

こういった点を踏まえて生蓮寺蓮、桃姫は厳寒には警戒したほうが良さそうです

尚、生蓮寺華蓮は我が家でプラスチック容器で大寒波を乗り切りましたのである程度大丈夫だと思います

豪雪地帯では分かりませんが

天女花冠

今年も種からの育成を試みましたが、あまり花は咲いていません

が、咲いた蓮は中々良い花を咲かせてくれました

またまた生蓮寺産の種からの品種ですが小型で花の形も良く、花も良く出てくれました

開花した第一印象からの銘をつけて「天女花冠(てんにょかかん)」としました

花かんむりを彷彿させたことが由来です

特に天女、桃源郷や仙郷がイメージに合ったので

他の蓮たちは微妙なところですが

 

実は他にも面白い感じになっている蓮があるのですがそちらはまた別の機会に・・・